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FAX NEWSFAX NEWS No.23 発行責任者:谷 大二 「船員の日」7月10日(日)船員はあなたとどんな関係があるでしょうか世界のキリスト教会では、7月10日を「船員の日」として、船員たちのために祈る日と定めています。皆様にも船員のことに関心をもっていただき、彼らのためにお祈りをお願いいたします。 私たちの生活は輸出入に携わる船員たちに依存しています。 電気、ガス、鉄鋼、アルミニウム、果物、野菜、肉、魚、大豆、小麦粉、私たちが身につけている衣服。私たちの日常生活必需品の中で、外国から運ばれているものを取り除くと、私たちの生活は成り立たなくなります。 船に乗って物を運んでいる船員たちはどのような状況にいるのでしょうか。 船が港に着き、数日停泊する事があるかもしれませんが、殆どの場合、数時間の停泊時間しかありません。もし、陸に上がる事ができたとしても、知らない言葉と習慣に戸惑います。事実、船員たちは自分たちが招かれざる客だと感じてしまう事が多々あります。 船員の多くは私たちと同じ信仰を持っています。そして、彼らは私たちの祈りの連帯とサポートを本当に喜んでくれます。「船員の日」にあたり、私たちの生活を支えている船員に感謝し、彼らを心にとめましょう。 船員司牧に携わっている人のために船員たちの様々な必要に応え、彼らを精神的に支えている人々のために祈りましょう。彼(女)らは、世界中の港で、そして日本中の港で、船員を訪問し、船員を教会や船員センターで歓迎しています。 カトリックの船員司牧(Apostleship Of the Sea =AOS)は、1920年にイギリス・スコットランドのグラスゴーの信徒のグループから始まりました。現在の最高責任者はローマ教皇です。日本での活動は40年に亘り、現在は全国22カ所の港で、世界中から寄港する船員たちの訪問、福利、厚生、扶養家族などの支援を主な活動としています。AOSはカトリック司教協議会、「日本カトリック難民移住移動者委員会」の移動者部門として、同委員会に属しています。 日本カトリック難民移住移動者委員会 委員長 谷 大二 浜尾文郎 枢機卿よりメッセージが届きました船員の日曜日 2005年 船員の日を祝うにあたって、私たちの心と思いは、すべての船員、漁民、船の乗組員、船客、港湾労働者、航海競技者、ヨットに乗る人たち、そして彼らの家族たちへと向かいます。この機会にわたしたちの社会が、どれほどこれらの労働者に支えられているかを思い出しましょう。海からの食べ物、快適な暮らしのためのほとんどすべての必需品や消費物品を「わたしたちは彼らに依存しています」。現に国家間の貿易や商取引の90%以上が海路によるものです。これだけの必要性を満たすには、非常に勇気ある行動、専門的技術、犠牲、専門的意欲と力が求められます。しかし、大多数の船員たちは、世界経済に果たしている彼らの役割が理解されておらず、正当に報われていないと感じています。 さらに、わたしたちは皆、HIV/AIDSが広範囲におよぶ人類の大惨事であることを知っています。船員や漁民をはじめ、共同体として世界中を旅する人たちは、重大な危機に直面しています。ですから、この世界的流行病に関しては、その問題に目覚め、これに取り組むことこそがわたしたちの義務です。そこで、わたしは世界中のAOS(注1)に、関係者を養成し、教会の道徳的教えに従って取り組み、HIV/AIDSを患っている人たちに対して、差別や偏見のあるところではそれと闘うように励まします。わたしたちは彼らとゆらぐことのない連帯を示さなければなりません。教皇ヨハネ・パウロ2世は、HIV/AIDSで苦しんでいる人への差別的扱いについて、何度も話されました。かつて教皇は「神は差別することなく,限りなく、あなたがたすべてを愛しておられます。神はあなたがた病気の人、AIDSで苦しんでいる人を愛しておられます。神は病気の人の友人、親族、そして看病している人たちを愛しておられます。神は皆を無条件に永遠の愛で愛しておられます。」(ミッシオン・ドロレスでの演説)バシリカ、サンフランシスコ1987年9月17日) また、「フェア・トレード」の概念(注2)は徐々にではありますが確実に世界の多くのところで広がっていることを思い出しましょう。このことに敏感になっている消費者の数も増えてきています。海運は国際貿易の主要な部分ですので、海運、漁業、その他の領域でも「フェア・トレード」の考えがゆきわたる時が来ようとしています。 「海の星」である聖母がいつもわたしたちの模範であり、わたしたちの「羅針盤」でありますように。すべての危機と危険からお守りくださいますよう、聖母のお取り次ぎを願います。 濱尾文郎枢機卿 議長 訳者注; 7月10日(日)共同祈願の一つに加えて下さいすべての恵みの与え主である神よ、家族から離れて仕事をしている船員のために祈ります。彼らは私たちの食卓にのぼる食べ物、日用品、石油などを私たちに運んでくれます。彼らが安全な航海を終えて、無事に家族のもとにかえる事ができますように。
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