日本カトリック難民移住移動者委員会(J-CaRM)は福音に基づいて、多民族・多文化・多国籍共生の社会をめざしています。

船員司牧(AOS)

AOS-Apostleship Of the Sea(船員司牧)

AOSとは

AOS東京

AOS とはカトリック教会に属する世界的な組織で、世界各国の港で船員たちを訪問し、歓迎し、福利厚生や心のケアを目的とした奉仕活動を行う組織です。日本の活動は1970年頃から始まったと言われていますが、現在は、港を持つ教会の信徒、司祭、修道者、レイミッショナリーを含むスタッフが、日本各地で活動しています。

日本カトリック難民移住移動者委員会は、AOSを委員会の大きな活動として位置づけ、日本の各港で支援を続けるスタッフと共に船員への支援の道を広げています。

「船員」というと、陸で生活している私たちにはほど遠い存在のように感じられますが、私たちが生活する上で、欠くことの出来ないあらゆる日用品の実に99%、そして日本の輸出入全体の99.7%が「みなと」を経由しているとも言われています。つまり、船員たちの働きが無ければ、生活、生命が成り立たないほど、私たちは「船員と船員の働き」に深い関わりを持っていると言えるのです。

しかし、船員たちの立場は弱く、長期に及ぶ航海の中で、彼らは様々な問題やストレスを抱えています。常に「海原」という自然を相手にした危険な職業である上に、生活空間は船上に限られ、寄港地で上陸して休む時間もごくわずかです。また、物品の流通を現場で担う彼らには、厳しい時間制限があり、家族との連絡もままなりません。

AOSのメンバーは、彼らに出会うために訪船し、彼らと会話することを通じて、包括的な活動を続けています。

具体的な活動内容

AOS東京

1. 船の訪問(訪船活動):入稿した船を訪ね、船員に地域情報(近隣のお店、町、教会の情報など)を提供し、船員の話を聴き、場合によってはカウンセリングを行い、生活を分ち合い、事故などを未然に防ぐ配慮などを行います。

2. 典礼と霊的なサービス:船員の必要に応じて、船上でともにするミサや祈り。カトリックに限定することなく、様々な宗教の船員が「祈り」を捧げることができる配慮をします。

3. 国際電話の、郵便のサービス:国際電話がかけられるように手配したり、代行で手紙を郵送したりします。家族との連絡もままならない船員にとって、こうした代行サービスはとても大切です。

4. 車による送迎:船員の必要に応じ、教会や船員センター、買い物、病院等へ送迎します。港はとても広いため、歩いてどこかに出掛けるのも一苦労です。時間のない船員たちにとっては、貴重な時間を有意義に使うことができます。

5. 病院訪問:病気、または怪我で入院中の船員へのお見舞いや、家族への支援を行います。緊急時には、各港のAOSスタッフが連携して支援を行います。

6.手編みの毛糸の帽子などのクリスマスプレゼント:長期にわたる航海でクリスマスや年越しを家族と過ごすことができない船員たちへ、防寒と全国の皆さんからのまごころを伝える手作りのプレゼントを届けています。

※注:AOSスタッフは、前もって税関からの船陸交通許可証を得て訪船しています。また、港と船内での安全性については、規範に従っています。

地域によって…

AOSは同じくICMA(国際キリスト教海事協会)の会員である、MTS(ザミッショントゥシーフェラーズ・聖公会)や、GBGM(船員宣教協力委員会・ユナイデット・メソディスト教会)など、いくつかのキリスト教団体と共に活動しています。また、AOSは「ステラ・マリス:Stella Maris」という愛称でも親しまれています。ステラ・マリスとは、ラテン語で「海の星」という意味です。

AOS担当者の全国会議、活動者や関心ある方を対象とした全国研修会を開催

全国研修会のご案内は、全国の教会、修道会にお送りするほか、こちらのホームページでもお知らせします。次回は2020年に開催予定です。

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