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FAX NEWSFAX NEWS No.20発行責任者:谷 大二 ローマ法王のご逝去を悼むと同時に、残された平和、共生への道を歩みましょういつもファックスでこの委員会ニュースを送らせていただいています。 故教皇ヨハネ・パウロ2世は「平和の使者」として、ご在位中世界中に存在する分裂と憎しみの和解に精力的に取組まれました。今、神の下で永遠の平安に満たされている故教皇ヨハネ・パウロ2世が、こよなく望んでおられた「共に生きる」ことの出来る社会を築いていくために、当委員会も「難民・移住者・移動者」への関わりを深め、復活されたキリストの平和が、全ての人のうちに満たされるように努めていきたいと思います。 2005年4月6日
日本カトリック難民移住移動者委員会 委員長 谷 大二 東アジアICMA 会議 in 高雄報告3月8日から10日にかけて、ICMA(International Christian Maritime association )のチャプレン東アジア会議が台湾の高雄で開催された。ICMAは、商船で働く乗組員や漁民、客船の乗組員も含まれる、いわゆる「船員」の福利厚生向上に取り組む協会で、1969年、各国港で活動する27のキリスト教支援団体が設立した。エキメニュカルな協力と相互支援を心がけ、国家間レベルでも国際的な協力、相互支援を目指している。また一方で、その活動を支える多くの支援者は、船員司牧-AOS(Apostleship of the Sea)のスタッフでもある。今回、日本からは6人の船員司牧-AOSスタッフが会議に参加した。 今会議、総参加者数は約100人。台湾、シンガポール、香港、インドネシア、タイ、韓国、フィリピン、日本から、50人の支援スタッフ関係者、そして50人前後の当事者、招待者、講師などが参加した。このように様々な信条のキリスト者が一点でつながることに、私はいつも感動を覚え、感嘆してしまう。 さて、今会議の主要テーマの一つは、中国人船員の増加に関するものだった。中国人船員に関しての広範にわたる深い考察が提示され、その対応についてみなで話し合った。またもう一つのテーマは「漁民」についてで、中国人漁民・漁師についての伝統的文化を学び、台湾人、フィリピン人、タイ人、ベトナム人など多くのアジア人漁業従事者が共に働いていることが明らかになった。しかしそこでは違法な就労が行われ、未だに多くの漁師が登録や契約もない状況だという。事故にあっても、労働条件などの擁護が得られないため、彼らは非常に不安定で、危険な状況に置かれている。 また、タイ、プーケットのタイ人や、外国人漁師の津波被害後の生活状況についての報告もあり、この度ローマ「移住移動者評議会」が設立した「AOS津波基金」の報告もされた(本紙次項参照)。そして、船上のチャプレン、祈り・聖書の分かち合いなどを自身の船でするキリスト者の船員についても報告が行われた。 日本で行われている船員司牧-AOS、船員・漁師に対しての支援を、今後どのような支援につなげ、実を結ばせるかは非常に大きな課題でもある。今回の会議で、日本も含めたアジアにおける船員司牧の活動が、「漁業従事者」という新たな点においても結ばれ、希望となって更なる広がりをみせる事を願っている。 船員司牧(AOS)全国担当者 レイモンド デロシェ 浜尾枢機卿からの手紙 ローマ移住司牧評議会「AOS津波基金」設立へキリストにおける兄弟姉妹の皆様 1月31日から2月2日までローマで行われたAOS 地区担当者 年の集まりが、大津波のあとに開催されたことは、特別な意味を持ちました。このとてつもなく悲惨な災害は、アジア・インド洋における膨大な人々に打撃をあたえましたが、被害にあった地域の生存者の嘆き、引き裂かれた家族や共同体の様々な痛みを耳にし、私は皆様と深い悲しみをともにしたいと思います。私たちはそれぞれの共同体に深い共感を示し、被災した方々が、私たちの祈りと想いのうちにあることをお伝えしました。 今回の会議で重要としたのは、津波の復興支援に、AOSとしてどのような効果的な関わりができるかを討議することでした。私たちAOSのメンバーは、既に現地の教区・小教区、また同様に、地域のコミュニティや国際NGOと密に連携をはかり、具体的な活動を行っています。そしてそこには、正確な統計も未だ不確かな現状の中で、悲痛な嘆きとトラウマとの戦いが重たく現れ、その必要性は膨大なものであることが示されています。そのため、国際カリタス(カリタス・インターナショナル)と相談し、私たちがすべきこととして合意した決議を皆様にお伝えいたします。 まず始めに、私たちは、重複や競合をもたらすやり方、個人的であったり、どこにも所属しないフリーランスの活動方法を避けるべきであることを明確にします。私たちは、今回の企画を地域の教区、カリタスや、地域コミュニティとの継続的な連絡、話し合いを持ちながら協働すべきものである考えています。緊急な必要性への対応が終わりつつある今、私たちは長期的な関わりを見い出さなければなりません。そしてこれには、慎重な調査、リハビリテーションのプロジェクト、更に予算が必要とされます。 私たちは、長期的に私たちが最もよく関わっている人々に目を向けたいと考えています。例えば、激しい打撃を受け、生活支援を受けている漁業従事者、そのコミュニティへの自立支援、「普通」の生活に戻るための支援などです。このために、地域コミュニティや小教区をとおして、司牧的同伴の必要性を鑑み、耳を傾ける司牧ケア、カンセリング、エンパワーメントなどを行うことを考えています。またプロジェクトの立ち上げにあたり、カリタスとの協力体制をつくる必要があります。そして、地域コミュニティ自らが、彼ら漁師が使うであろうボートやエンジン、ネットや釣り糸などを彼らに提供し、彼らが海に戻ることができるように、そして生活の糧を得ることができるようにしていくことが重要です。その地域のAOSコーディネーターは、意図してこの仕事を調整する責任を寛大に引き受けようとしています。しかし、これらにはお金が必要不可欠です。そこで、彼らの働きに必要な経済的支援を、私たちの役割としたいとおもいます。 多くの皆様は、既に教皇様の呼びかけに応えて、救援活動のために寄付なされたことと存じます。しかし、教皇庁評議会は船員司牧者のこれからの活動支援として、特別な「AOS津波基金」を立ち上げました。集まったお金は、実際に働いている船員司牧担当者や司牧チームの支援に充てられます。 どうぞ、ご自分の意向を添えて、以下の口座に寄付金を振り込んで下さいますようお願い致します。 Istituto Opere di Religione 00120-Vatican City account no. 22527011 (in Euro) account no. 22527012 (in US$) name of beneficiary: Pontificio Consiglio Migranti (Please note that this Bank has not IBAN and BIC/Swift Code) ※振り込んでくださった時は、同時にこちらで事後点検が出来ますように事務局にもご一報ください。 必要性に応えるための額が、私たちの集金した金額を超える場合、他の団体の支援を受けることもあり得ます。この大惨事に対しての国際的な応答は特筆に値します。私たちもAOSとして、並外れた世界的連帯の表明に参与すべきです。その意味で、このメッセージを関係者に伝えてくださり、また適切と思われる方法で公表してくださると幸いです。 感謝のうちに、私たちの努力を海の星である聖母が祝福してくださいますように祈ります。 2005年2月15日 キリストにおいて ステファン浜尾文郎 枢機卿 議長 アグスティノ マルチェット大司教 秘書 (翻訳:日本カトリック難民移住移動者委員会事務局)
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